将来の夢は大学生

子どもの成長というのは目覚ましいものだと思います。
それでもやはり、どこか抜けているのが子どもでもあるんだなとも思います。
先日、勉強へのモチベーションが高い子どもの吸収の速さに驚きました。
もうそんなことまで覚えているのか!と。
同時に、歳をとると“吸収する”という意味では
子どもに劣ってしまうようになっていくのだなとも思ってちょっと悲しくもなりました。
しかし、その勉強へのモチベーションの理由を訊くと、
「大学に行ったら楽しいらしいから。自分で席を選べるし」
と真面目な顔。そこは子どもっぽい理由なのだなと笑ってしまいました。
でも、よくよく考えると昔は自分もそんなことを言っていたような気が……
本当に成長っていうのは怖いものです。
おとなというのは、吸収する力が乏しくなる代わりに、考える力というのがつくそうです。
確かに、おじいちゃんおばあちゃんの話って、どこかとんちがきいてて面白いかも。
少し昔に「将来に夢を持てない若者」という話をどこかで耳にしました。
それは、将来の夢が「大学に行きたい」というものであることも含まれていました。
つまり、何か目標があって大学に行きたいのではなくて、大学を行くことが目標になってしまっている。
その先はどうなんだ、と。
私も、最近は目標と方法がグチャグチャになっているのではないかと思っていました。
でも、よくよく考えてみればどんな目標でも、達成する前には方法に変えてしまって、
もっと遠くの目標を目指さなければいけません。
問題なのは、大学の先に目標が持てないことではなく、
そこから柔軟に目標を動かしていけないことではないでしょうか。
そうでなければ、夢どおりの職業についたところで、その先、何もできなくなってしまいます。
私は、あの子の勉強する理由が決して悪いものだとは思えないのです。
今は、まだ大学という未知のものに興味があるだけだったとしても、
知らないものに興味を持てるその心が大事なのではないかなと思います。

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